M vs M.TSUCHIYA(IPPU-DO)
![]() M(R.Scott) |
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R遅くなってすみません。今日帰るんで、いろいろとお土産を買ってて......。 M日本のこういった製品(※ロビン・スコットが持っていたカメラ「アサヒ・オート110」)には、前から興味を持っていましたか? R私だけじゃなくて、多くの人が日本の精密機械、製品が素晴らしいと思っているんじゃないかな。 M一番新しいシングルの「モダン・マン」というレコードを聞いたんだけど、アルバムとは全然アレンジが変っていて、ちょっとパンクっぽくなってきているんですよね。それは、Mの今後の音楽性、方向性というものを提示していると見ていいのかな? |
| ビクターの担当ディレクター:「モダン・マン」というのは最初のシングルで、日本ではシングル・カットしてません。 |
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Rこれは、絶対リリースすべきですよ。 M輸入盤屋さんで最近見つけたんで、...新しいシングルだと思ってました。 Rあの「モダン・マン」は、一番最初にこれから現代的なポップ・ミュージックが、いったいどういうふうに進んで行くか、感じ取ったものを入れた。それは、いろいろな音楽や、影響を受けたものをミックスしてね。...とは言っても「ポップ・ミュージック」が「モダン・マン」より高度な作品という訳ではない。 Mなるほどね。わかりますよ。僕は、てっきり新しいシングルだと思い込んでたから、逆に「モダン・ミュージック」の方が「ポップ・ミュージック」以上に新鮮に感じたのね。...日本でも最近特に、YMOとか、テクノロジカルなサウンドっていうのがどこでも聞けるるようになったでしょう。だから、「モダン・マン」のすごくベーシックなロック・アンサンブルのアレンジを聞いた時には、僕は逆に、Mの一番新しい音だと完璧に思ったんですよ。...... Rこれで、またいろいろと考えたりしなければいけなくなった。とても興味深い意見です。 |
![]() M.Tsuchiya |
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Mアルバムのことについてですが、曲によってたとえばドイツ語とかフランス語と、歌い分けているんですけど...、その辺がどんな演奏、アレンジとかよりも、一番リアリティーを感じたんですよね。そういう、その国の言語で歌うということに対して、意図的なものがあるんですか? R音楽だけのクロス・オーバーじゃなくて、言語の何語、何語っていう、その辺のクロス・オーバーも目的としたわけです。そのうち、日本語でもやります。 Mそれは絶対いい。 R1行づつ、日本語、フランス語、ドイツ語、英語といった具合いにいろいろやってみたい。 M僕は個人的にすごく実験的音楽に興味あるんだけど、Mはどうかな?クラフトワークやクラスター、またデュッセル・ドルフとかについてはどうですか? R勿論、クラフトワークなども聞いたことありますが、こういった音楽を最初に試みたのはストック・ハウゼンだと思いますけれど。...それは音楽をプレゼンテーションっていうか、表現するだけじゃなくてそれといっしょに哲学も表現する、そういったことの結果よりも方法というものに、とても興味があります。 Mあなたのインタビュー記事で読んだんですが、ジョン・ケージっていう現代音楽の人も彼と同じような理由で好きなのかな? Rジョン・ケージはもっと哲学的だ。だから出来上がった音楽は、とても容易に理解できないものだ。彼は、音楽だけじゃなくて文章を書いたり、絵を描いたり、フィルムの方もやったりと、芸術一般をやっている。そういう意味で、猜疑心を持って深く物事を追求する人達からは多くの尊敬を集め、また多くのコンポーザーに影響を与えているようだ。ジョン・ケ−ジを理解するには、音よりも彼の書いたいろんなものを読めば、それで充分だと思う。 MではM自身、フィルム・アートというか、映画、ビデオにすごく興味をもっているらしいけれど、自分の音楽とどういうふうに結びつけて、それを表現していくつもりですか? R次から次へと入って来るいろいろな情報を、フィルターに仕立て上げて選択して音にするのです。例えばシンセサイザーは、自分のまわりにあるいろいろな機械を反映している言える。 |