BILL NELSON INTERVIEW
![]() Bill Nelson@Yukihiro tour '83 |
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−日本にようこそ。あなたのステージが日本で見れるなんてとても光栄です。最近あなたの活動は本当に忙しそうですが、今回の高橋幸宏バンドとしてのツアーはいかがですか? B確かに日本でのツアーは忙しいものだけど、イギリスでは本当に個人的に音楽をつくっていて、今回の日本ツアーで今までになく、忙しい状態で興奮してくるぐらいだ。苦しいというよりも興奮してくる感じだ。 −YMOのアルバムに参加したり、高橋幸宏のソロ・アルバムに参加したりして、どのような印象を受けられましたか? B自分自身のバンドで日本へ来たことがないので、日本でのライヴ・コンサートはこれが初めてというわけで、日本人の観衆の前で演奏したり、YMO(※「Naughty Boys」)や幸宏(※「What Me Worry?」「Tomorrow's Just Another Day」)のアルバムに参加したりするのは大変興奮することだ。私がYMOや幸宏と一緒に仕事するという企画は、私にとって一つの転機となるような素晴らしいことだと思う。 −あなたの最近発表されたミニLP「CHIMERA」について伺いたいのですが、キメーラとは何ですか? Bいろいろな意味があるのだけれど、一つの意味は、馬鹿げた妄想みたいな意味があって、これは聖なる愚かしさとでもいうか、純粋に理想的なものを追いもとめることなのです。もう一つの意味は伝説的なものだが、ギリシャ神話の中にでてくる神秘的な怪物のことをいっていて、頭はライオン、胴体はやぎ、尾はへびで火を吐く怪物のことです。神話や伝説の中の神秘性みたいなものがキメーラということかもしれませんが、そういった両方の意味がキメーラにはあるのです。 −キメーラ以前のあなたのソロ・アルバムは過去3枚ともダブル・アルバムで一枚はヴォーカル入りにポップなもの(●)、一枚は環境音楽的なインストゥルメンタルなもの(★)という形式ですが? B私の本質的なものとしてはインストゥルメンタルなものの方があっていると思うが、インストゥメンタルの方はとても個人的な作業で、家の中でゆっくり制作していくもの、つまりコンセプトから生まれ、私の中のとても繊細で正直な部分だ。だから24トラックのレコーダーを家でゆっくり使いながら、よりお金をかけたものになっている。これは一種の音響彫刻とでもいえるものだろう。 |
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| 1981 | 1982 | 1983 | |
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−最近のあなたの活動、プロデュースやソロとしての活動を教えて下さい。 Bナッシュ・ザ・スラッシュ、ゲイリー・ニューマン、フロック・オブ・シーガルズ等いくつものバンドのプロデュースの予定が入っていて、ほとんどの時間をプロデュースに費してしまうのだけど、その他の時間を自分のソロの為の曲をつくったりするのに使っています。自分の為の時間をできるだけつくらないとだめだと思ってますが。 −これから制作にかかるという、あなたと幸宏さんとのシングルについてどうですか? B私はすごく期待しています。今までYMOで一緒にしたり、幸宏のソロに私が参加したり、私のソロに幸宏が参加したりして、だいたいの準備はできあがっている感じですね。ステージも一緒にして、私と幸宏の基礎はもうできあがっている。 |
| このシングルだが実現はしなかった。ツアーメンバーでレコーディングする計画があったようだが、リリースには至っていない。 |
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−キメーラのジャケットに使われている写真はとてもすばらしいですね。 Bあれはヴィデオを静止させて撮った写真なのですが、私はとても気にいっています。 −今までのあなたの音楽活動はレッド・ノイズ以降、とても孤独な感じでしたが、最近はコラボレーションが多くなっていかがですか? B一人でやっていると視点がかなり狭くなってきて、閉鎖的になってくるんだが、色々な人間と一緒に仕事をするようになって、より広い幅の音楽に触れることができ、色々な人間から影響をうけたり、とても刺激的なことだと思う。 |
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音響彫刻 YMO FAN CLUB PAPER 「ME & HER」1984年15号掲載 |
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