GARCONS FILLES

"GARÇONS FILLES (1982 FR 7") by ÉLISA POINT"

face A:
GARÇONS FILLES

face B:
CLAPOTIS CLAPOTAS


本名がALESSIA INNOCENTIの彼女は、このシングルによるデビュー以来コンスタントにアルバムを発表する一方、音楽や映画の評論、映画音楽や他のアーティストへの楽曲提供、演劇や詩の創作と、マルチに活動するアーティストである。デビューアルバム「L'ASSASSINE」の発売は1983年だが、日本では2枚目のアルバムが発売された1994年以降の活動の方が知られているかもしれない。

後にウィスパーボイスの系譜でクレモンティーヌとも比較される彼女だが、このシングルで既に歌唱スタイルは確立している。両面とも自作曲であるものの、ミニマムなエレクトロサウンドは、かなり奇妙なバランス。A面は「男の子女の子」、B面は「波がちゃぷちゃぷ」と、歌詞は韻を優先したようなタイトルで、歌い方もシリアスではなくコミカルなものとなっている。

彼女にとって黒歴史だったからか、これら2曲はデビューアルバムに収録されておらず、後のベストアルバムなどでも無視されている。情報も極端に少なく推測するしかないが、手がかりはアーティスティックプロデューサーとしてクレジットされているJÉRÔME BRAQUE。彼の作品「YOUPI YOP」あたりの脱力サウンドと共通のものを感じるし、レーベルとグラフィックデザイン関連のスタッフも同じだからである。彼がデビューさせたものの、コンセプトが立ちすぎて上手くいかなかったのではないだろうか。そんな想像も、また楽しい。

reviewed on 2012.04.09 / comment & trackback (0) / tweet

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