

![]() |
高橋幸宏のプロデュースによるスーザンのアルバム「DO YOU BELIEVE IN MAGIC ?」(1980年)と「恋せよ乙女」(1981年)は、テクノポップ史上に残る名盤であることに異論を唱える人はいないだろう。だが、1stアルバムの後にリリースされた第2弾シングルはアルバム未収録のこの曲をフィーチャーしており、特に印象深い。アルバムより、さらに鮮烈な印象を残したシングルだからだ。
曲は杉真理によるものだが、そんなことを忘れ去るような松武秀樹によるムーグのSEの嵐。薄っすらノイズがのったスネアドラムやゲートエコーがかかったフィル、大村憲司によるギターなど、聴かせどころの多いアレンジは高橋幸宏による。歌詞は初期YMOの仕事でも知られるクリス・モスデルによるもの(補作詞は大村憲司)だが、全体的なアゲアゲ具合は実にフロア向き。よく使わせてもらった。
この曲はソニーのBHFというノーマルポジションのカセットテープのTVCFに起用された。曲やサウンドの印象と同じく、映像も約30年前のものなのに、さほど古さを感じない。アレンジはコマーシャル専用のもので、シングルカットにあたり、よりタイトな印象のものに録り直されていることが伺える。