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face A:
KWAÏ SYSTEME
face B:
BETTY BOOP
KWAI...ときいて「クワイ河マーチ(映画:戦場にかける橋)」をイメージできる人は少ないだろう。だが、このシングルのA面は、まさに別名「ボギー大佐」としても知られる英国生まれの行進曲のカバーなのである。KWAÏ SYSTEMEは、ボギー大佐のメロディの一部を壊れたコンピューターがロードし続けるといった趣の、シングル盤として企画意図を図りかねるようなトホホ感満点の曲だ。
ARTOは、直後の1981年にMATHÉMATIQUES MODERNESを結成するCLAUDE ARTOのソロプロジェクトで、リリースはこのシングルのみ。MATHÉMATIQUES MODERNESと同じく、ミニマルなシンセポップの始祖的存在として知られる。MUTE RECORDSの生みの親であるダニエル・ミラーのフランス版と言えばイメージできるだろうか。
B面もミニマルなリフの繰り返しだが、現役感のある音で断然好み。シンセポップが複雑なシーケンスを組み、リヴァーブやディレイを使って追求した音は、今となっては古くさくて聴けたものではない。こうした初期シンセポップのプリミティブな音は、時代を超える普遍性を持つなぁと再認識した次第。